日本周産期・新生児医学会は、胎児・新生児およびそれに関わる母性・母体に関連する医療・研究について、倫理的側面に配慮しつつ、その水準の維持と向上および研究者、医療従事者の育成を図ることにより、母子の保健・医療を通じて、国民の福祉と医療の発展に寄与することを目的としております。
また本学会では、生後間もない新生児や早産児、基礎疾患を有するハイリスク児の健康を脅かす感染症対策において、科学的根拠に基づく正確な情報の発信と、社会的啓発活動を重要な責務と位置づけています。
その一環として、乳幼児に重篤な呼吸器疾患を引き起こすRSウイルス感染症に対する正しい知識と、予防の実践をすべての医療者および社会全体で促進するため、専門医の立場から発信するホームページを制作いたします。
1.乳幼児とその家族を守るための正確な情報提供
RSウイルス感染症は、特に生後6か月未満の新生児・早産児・心疾患や呼吸器疾患をもつ乳児において、重症化するリスクが高く、細気管支炎や肺炎による入院を要することも少なくありません。感染症の特徴や症状、予防策などを、わかりやすく提供します。
2.医療従事者および保育・教育関係者との連携支援
医療現場や保育・教育施設においても、RSウイルスに関する正確な知識と感染拡大防止策を共有することは極めて重要です。当ホームページでは、医療従事者・保育士・教育関係者等が信頼できる資料として活用できる情報を掲載し、感染予防対策の社会的基盤づくりを目指します。
3.予防接種・抗体製剤に関する最新情報の整理と発信
2023年より日本でもRSウイルスに対する母子免疫ワクチンや抗RSウイルスモノクローナル抗体製剤が導入されましたが、対象者や実施時期についての理解が十分に浸透しているとはいえません。本学会は、科学的根拠に基づいた最新の知見と実施指針をわかりやすく整理し、医療者ならびに保護者・支援者にとっても適切な判断ができるようサポートします。
4.社会的啓発と感染予防文化の醸成
ホームページを通じて、社会全体への意識啓発を図り、赤ちゃんを守るための感染予防行動が自然に根付く環境づくりを目指します。
本ホームページは、学会の知見と最新の医学的情報に基づき、すべての乳幼児が安全で健やかに成長できる社会の実現を願って制作されます。
医療者・保護者・保育者、そしてすべての支援者とともに、RSウイルス感染症対策を社会全体で推進していくことが、本学会の責務であると考えています。
日本周産期・新生児医学会
感染症対策委員会